債務整理してもお金を借りることは可能!どこで借りられる?

債務整理してもお金を借りることは可能!どこで借りられる?

債務整理中や後にお金を借りることはできる?

クレジットカードのキャッシングや、カードローンからの借り入れなど、誰でも気軽に、即日お金を借りることができる時代です。
お金を借りる手段も様々あり、キャッシング機能のあるカードを使って、夜中でもコンビニや駅にあるATMからお金を借りることができますし、インターネットバンキングではスマホひとつでいつでもお金を借りることもできますね。とても便利な世の中ではありますが、その一方でいくつもの借金をしてしまい、生活するお金のやりくりに困っている人が多くいます。
日本には、そのような多重債務者を救う手段として「債務整理」がありますが、一言で「債務整理」といっても内容はさまざまです。 今回は、あなたがこの債務整理を有効に使えるよう、債務整理について徹底調査しました。
4つの手段をわかりやすく説明し、債務整理中や債務整理後に、どのタイミングならお金を借りることができるのかも解説します。
注意点もまとめましたので、どの債務整理方法が自分に合っているか、借り入れ計画を立てる上での参考としてください。

借りるときのポイントは?「どの債務整理をしたか」でおさえよう!

さて、債務整理の手続き中、または債務整理後に、お金を借りることはできるのでしょうか?結論から言うと、お金を借りることはできます。但し、いろいろと制限がありますので注意しましょう。

債務整理のうち「任意整理」「民事再生」「自己破産」は信用情報機関に事故情報として記録される

債務整理のうち、過去の過払い金の請求だけでしたら信用情報機関に記録は残りません。ですから過払い金請求については、その後の新たな借り入れにおいて審査落ちする理由にはなりません。他の債務整理「任意整理」「民事再生」「自己破産」を行った場合は、記録が5年~10年残ります。
そのため、記録が残っている間、銀行はもちろん大手消費者金融からの借り入れは難しいと考えてください。但し、中小の消費者金融では信用情報ではなく、個人の年収や返済能力によって審査をするところがありますので、信用情報にキズがある状態でも安定した収入があれば融資を受けられる可能性があります。

「任意整理」の交渉中の借入はNG!

任意整理では、現状の借入額について債権者(金融機関)と話し合い、金額の交渉はもちろん、どのような計画で借金を返していくかを話し合います。
この交渉中に新たな借金が増えると、交渉を進めることができません。 特に弁護士や司法書士に依頼して金融機関と交渉してもらっている場合、相談なく新たな借入が増えると、それまで交渉した苦労が水の泡に。交渉のし直しになるので、交渉成立が先送りになるばかりか、信頼関係が崩れてかなり印象が悪くなり、その後の交渉にも悪影響です。
任意整理を成立させるために、新たな借入れは交渉が成立するまで避けてください。

「民事再生」の手続き中の借入は裁判所の判断に影響することも

民事再生の申請手続きは弁護士や司法書士に依頼しますが、再生計画の可否は裁判所が判断します。 民事再生の最中に、裁判所に知られずに新たな融資を受けることはできますが、新規の借り入れ分は民事再生で減額される対象とはなりません。また、裁判所に知られると、借り入れの理由がやむを得ない事情によるものと言えない場合は、民事再生の手続き自体が棄却されることもありますので注意してください。

「自己破産」の手続き中はお金を借りることはできない

自己破産も、民事再生と同様に裁判所が申請の可否を判断します。 自己破産を申請するには、すべての借り入れや財産を届出なくてはなりません。ですから、裁判所での手続き中に新たな借金が増えると、届出されていない借入れがあることになってしまいます。届け出に不備があるということは免責不許可事由となり、自己破産申請が棄却されてしまいます。 そうなると弁護士に支払った手付金などの費用が無駄に。自己破産手続き中はお金を借りてはいけません。

まずは4種類の手段の違いを知ろう

債務整理手段は4つある

借金の減額や、支払い期日の延長など、借金の返済に追われる苦しみから解放されるための「債務整理」ですが、その手続には以下の種類があります。それぞれどのようなメリットがあるのか、また追加でお金を借入することが可能かどうか異なりますので、まずは4つの違いを知りましょう。

  1. 1.過払い金請求
  2. 2.任意整理
  3. 3.民事再生
  4. 4.自己破産

過払い金請求とは

過払い金請求とは、グレーゾーン金利で貸し付けられ、本来無効な高金利での支払い(返済)をしたものについて、支払いすぎた利息分を「過払い金」として返還請求することです。過去に、貸金業者は出資法の上限金利と利息制限法の上限金利が異なることを悪用して、グレーゾーン金利という高い金利で貸し付けを行っていました。 このグレーゾーン金利は2006年12月13日に貸金業法の改正が決まり、現在は撤廃されています。
長年借金の返済を続けていて過払い金が発生している場合に、この分の過払い金請求手続きをして借金を完済、または減額することができます。

任意整理とは

任意整理とは、貸金業者と直接交渉して利息を減らしたり、毎月の返済額を減らしたりすることです。裁判所は通さず、借りている金融機関との直接交渉になります。弁護士や司法書士などに交渉を依頼することもできますが、1つの金融機関あたり着手金(5万円ほど)+成功報酬(減額した債務額の10%ほど)の費用が必要になります。
過払い金請求と同様に、取引開始時にさかのぼって金利を引き下げて再計算することで借金を減額したり、元本のみを3年~5年程度の期間で返済する計画を立てたりして、借り入れを整理します。
任意整理には、民事再生や自己破産のデメリットを避けつつ、そのまま返済を続ける場合よりも借金を減額できる、というメリットがあります。但し、任意整理をできるのは安定した収入があり、減額後の借金を3年~5年程度で完済できる見込みがある場合に限ります。

民事再生(個人再生)とは

民事再生は、裁判所に「再生計画」を提出して借金を大幅に減らす手段です。弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。手続きには半年ほどかかります。住宅ローンを除く借金の総額が5,000万円以下で、安定した収入はあるが返済が困難な場合に、民事再生をすることができます。
裁判所で再生計画が認められると「100万」または「借金総額の5分の1」の、どちらか多い方を原則3年で分割して完済することになります。
民事再生では減額後の借金をきちんと完済することで、それ以外の対象とされた借金について、返済義務がなくなります。自己破産のように借金全額についての返済義務がなくなるわけではありませんが、住宅を処分せず保有し続けることができます。 また、自己破産すると資格制限のある一部の職業に一定期間就けなくなりますが、民事再生の場合はそのような職業も続けることができます。 また、弁護士や司法書士への依頼費用として着手金+成功報酬で40万円~60万円ほどかかります。

自己破産とは

「自己破産」とは、膨らんだ負債について、どうしても保有財産や収入では借り入れ額の返済が見込めないことを裁判所に認めてもらい、借金の全額についての返済義務を免除してもらう手続きです。
借金の総額や、借入金の使途、個人の収入、返済ができない理由、職業などを材料に、返済義務が免除されるかどうか判断されます。 自己破産をすると、基本的には借金を支払う義務がなくなるため、その後の収入をすべて生活費にあてることができるようになります。
一度、借金を帳消しにするので、人生をやり直すことができる制度ともいえますが、評価額20万円以上・現金99万円以上の財産は返済のために手放さなければなりません。そのため住宅や自動車などを持っていたら処分することになります。また弁護士や公認会計士といった士業、宅建業者、貸金業、旅行業者、生命保険外交員、警備員など、一部の職業には一定期間、就くことができません。一般的な弁護士や司法書士への依頼費用は、着手金+成功報酬で20万円~40万円ほどです。

大手ではないが安心して借り入れできる会社

「任意整理」「民事再生」「自己破産」で債務整理を行った場合は、信用情報に記録が残るため、5~10年間は大手金融業者からお金を借りることが難しいことは既に書きました。
しかし、中小の消費者金融では信用情報ではなく、個人の年収や返済能力など、独自の審査基準で融資をすることがあります。大手消費者金融ほど口コミや情報が多くありませんが、債務整理中または債務整理後でも借り入れできる可能性がありますので相談してみてください。
ここでは、債務整理の最中や整理後でも、融資をしてくれる可能性のある、当サイトおすすめの中小の消費者金融を紹介します。全てきちんと日本貸金業協会の加盟がある消費者金融です。日本貸金業協会は、貸金業法に基づく業界の自主規制機関として法令順守体制整備の支援や監査、紛争解決を行っている機関ですので、協会に加盟していることが安心につながります。下記以外で探す場合も、日本貸金業協会に加盟しているかどうかは必ず確認するようにしましょう。

アロー

愛知県名古屋市に拠点を置く消費者金融ですがネットでの申し込みもでき、全国に対応しています。基本的に銀行口座への振込によって借入・返済します。実質年率:15.0%~19.94%限度額:200万円まで

セントラル

昭和48年創業の消費者金融です。本社は愛媛県松山市ですが全国に支店があり、セブン銀行のATMで借入・返済ができます。実質年率:4.8%~18.0%限度額:1万円~300万円

フクホー

大阪にある創業45年の消費者金融です。全国どこでも即日融資が可能。Web、電話では24時間申し込みを受付しています。実質年率:7.3%~18.0%限度額:5万円~200万円

ニチデン

関西を拠点とする消費者金融で、融資対象エリアは大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・奈良県・滋賀県・三重県です。中でも大阪・奈良では即日融資も可能です。実質年率:7.3%~17.52%限度額:50万円まで

スカイオフィス

福岡県福岡市の消費者金融ですが、全国どこからでも来店不要で利用できます。借り入れ・返済は銀行口座への振込となります。実質年率:15.0%~20.0% ※初めての借入は20.0%限度額:1万円~50万円

中小の消費者金融で審査が通らなくても、ヤミ金から借りてはいけない!ほかの方法を考えよう!

債務整理のあと、信用情報機関から事故情報が消えて大手金融機関からお金を借りられるようになるまでは、最低でも5年間かかります。また、信用情報機関の事故情報が消えても、債務整理の対象となった借入をした銀行や消費者金融では、その会社に債務整理の履歴が残ります。場合によってはその会社だけでなく、グループ会社の金融機関でも、審査が通らない可能性がありますので注意してください。
大手の金融機関で審査が通らず、さらに中小の消費者金融から借りられなかった場合でも、ヤミ金業者から借りるのだけは絶対にやめましょう。
特徴として、連絡先が携帯電話だったり、審査を行わない、金利が年率で20%を超える場合は間違いなく闇金と言えます。闇金業者と契約してしまうと、利息分を返すために借り入れを繰り返す借金地獄が始まります。

本当にお金に困ったときのための、国や自治体のセーフティーネット

例えば、生活福祉資金(社会福祉法人 全国社会福祉協議会)、年金担保融資(独立行政法人 福祉医療機構)、母子福祉資金・父子福祉資金(各自治体の相談窓口・福祉事務所)などでは、生活困窮者に対しての融資を行っています。
返済は必要ですが、一般のローンよりも低金利であったり、場合によっては無利子で借りられることも。困ったときは自治体の窓口や、債務整理を依頼した弁護士に相談してみてください。

借りられないときでも、お金をつくる方法

お金を工面するのに困ったとき、金融機関から借りる以外の方法でもお金を得ることができます。以下の方法なども考えてみてください。

フリマアプリで売れるものを売る

もっとも簡単にお金を得る方法は、売れるものを売ることです。
フリマアプリなどで売れるものがないか、探してみてください。要らなくなった洋服や本、昔趣味でそろえたグッズなどを出品してみてはいかがでしょう。家の中も整理できて一石二鳥です。

アルバイトで収入を増やす

債務整理をしても仕事をすることに関しての制限はありません。アルバイトなどで仕事をしてお金を稼ぎましょう。日雇いで即日給料をもらえるアルバイトもありますし、平日は勤務している場合でも休みの日に副業としてアルバイトをしてお金を得ることもできますね。無職でいてはお金を得られません。仕事につくことこそが最も確実に収入を得る方法です。

家族や友人から借りられないか相談してみる

金融機関からお金を借りることができないのは、金融機関が独自に定める審査の基準をクリアしないからです。債務整理をしても、家族や友人からお金を借りることが禁止されているわけではありません。本当に困ったときには家族や親しい人を頼ることもひとつの方法です。ただし、きちんと返済の予定を立てて、借りたものは必ず返してください。金の切れ目は縁の切れ目。親しい人であっても信頼を裏切ってしまうと人間関係がこわれて、取り返しがつかないことになってしまいます。

まとめ

債務整理とは?

借金が膨れ上がり、返済が困難になった人を救う法的な手続き
「過払い金請求」「任意整理」「民事再生」「自己破産」の4種類がある。

任意整理の交渉中の借入は極力避ける

弁護士や司法書士に依頼しているときは必ず事前に相談する

民事再生の手続き中の借入は裁判所の判断に影響することがある

借入理由によっては民事再生の手続きが棄却される
追加の借り入れ分は民事再生で減額される対象とはなりません。

自己破産の手続き中は、お金を借りることはできない

届け出がきちんとなされていないという理由で、自己破産申請が棄却されてしまう

中小の消費者金融では、信用情報にキズがあっても借りられる場合がある

日本貸金業協会の加盟があるか必ず確認する 闇金融からは絶対に借りない

お金を得るために、借りる以外の方法も考えてみる

フリマを活用したり、短期バイトで収入を得る
家族や友人に借り入れの相談をしてみる

目次

  1. 1. 債務整理中や後にお金を借りることはできる?
  2. 2. 借りるときのポイントは?「どの債務整理をしたか」でおさえよう!
    1. 2-1. 債務整理のうち「任意整理」「民事再生」「自己破産」は信用情報機関に事故情報として記録される
    2. 2-2. 「任意整理」の交渉中の借入はNG!
    3. 2-3. 「民事再生」の手続き中の借入は裁判所の判断に影響することも
    4. 2-4. 「自己破産」の手続き中はお金を借りることはできない
  3. 3. まずは4種類の手段の違いを知ろう
    1. 3-1. 債務整理手段は4つある
    2. 3-2. 過払い金請求とは
    3. 3-3. 任意整理とは
    4. 3-4. 民事再生(個人再生)とは
    5. 3-5. 自己破産とは
  4. 4. 大手ではないが安心して借り入れできる会社
    1. 4-1. アロー
    2. 4-2. セントラル
    3. 4-3. フクホー
    4. 4-4. ニチデン
    5. 4-5. スカイオフィス
  5. 5. 中小の消費者金融で審査が通らなくても、ヤミ金から借りてはいけない!ほかの方法を考えよう!
    1. 5-1. 本当にお金に困ったときのための、国や自治体のセーフティーネット
  6. 6. 借りられないときでも、お金をつくる方法
    1. 6-1. フリマアプリで売れるものを売る
    2. 6-2. アルバイトで収入を増やす
    3. 6-3. 家族や友人から借りられないか相談してみる
  7. 7. まとめ
    1. 7-1. 債務整理とは?
    2. 7-2. 任意整理の交渉中の借入は極力避ける
    3. 7-3. 民事再生の手続き中の借入は裁判所の判断に影響することがある
    4. 7-4. 自己破産の手続き中は、お金を借りることはできない
    5. 7-5. 中小の消費者金融では、信用情報にキズがあっても借りられる場合がある
    6. 7-6. お金を得るために、借りる以外の方法も考えてみる