消費者金融での借入時に知っておきたい「返済方法」について

消費者金融での借入時に知っておきたい「返済方法」について

消費者金融でお金を借りた後は、返済をしなければなりません。

毎月決まった額を返済したり、まとまった金額がある際は一括で返済したり、月によって返済額を変動させたり…返済方法にも色々とパターンがあります。

はじめて消費者金融でお金を借りようとしている方、すでに利用されている方に向けて、「返済」について分かりやすくご紹介します。
それぞれの返済方法について、詳しくポイントや注意点をまとめていますので、参考にしてください。

借入後、消費者金融への返済方法は?種類(リボ・一括・繰り上げ)とメリット・デメリット

正しい返済の方法を理解しないまま消費者金融でお金を借りると、必要以上の額を負担するハメになってしまいます。

まずは消費者金融によって、それぞれ返済の方式が異なるという点を理解しておきましょう。

主な返済方法は、以下3つです。

①リボ払い(リボルビング方式)

ほとんどの消費者金融が採用している返済方法です。
借入額の利用限度内であれば、借入を何度おこなった場合でも、返済は月に決められた額でよいという仕組みです。

メリット
  • 利用限度額内であれば何度でも借入ができるのに、月の返済額は変わらない
デメリット
  • 利息が高い。「利息は1日ごとに増えていく」ことを覚えておくこと。
    完済まで時間がかかればかかるほど、利息の総額が大きくなる仕組み。
  • 利用限度額内で借入がかさみ、毎月の返済額よりも借入額の方が大きくなって、気付いたら返済できる限界まで借入していた、ということも起こりがち。

②一括返済

残りの借入元本部分と返済予定日までの利息分を一括で返済する方法です。

メリット
  • 一括で返済してしまえば、残りの借入元本に対する利息を払わずに済む
デメリット
  • 2010年に貸金業法が改善され上限金利が変更されたため、2006年以前から借りている借入金を一括返済すると過払い金が出る可能性がある。
  • 小規模の消費者金融の場合、一括返済の手数料が取られる場合がある。
  • ATMで返済すると、おつりが出ない場合がある。
    消費者金融によって対応は異なるが、店頭での返金や郵送、インターネットで返金してくれる場合もあるので、確認が必要。
  • 一括返済=契約終了ではないので注意が必要。今後利用する予定がなければ、契約解除の手続きを行う。
  • 一部の消費者金融では一括返済ができない場合もある。

③繰り上げ返済

決められた返済日、返済額以外に、随時お金の返済をおこなうことです。

メリット
  • 元金そのものを減らすことができる。
    消費者金融の返済は、先に利息分が充当され、残った分が元金の返済に充てられるため、元金が減ればそれに発生する利息の額も少なくなる。
デメリット
  • 返済能力を超えた額の返済をしてしまう可能性がある。
    その月のキャッシングの返済日には規定の額を返す必要があるので、忘れずに。
  • 繰り上げ返済時に、手数料がかかることがある。
    通常の返済日に繰り上げ分を上乗せで入金する方法と、月々の返済とは別に追加でATMなどで入金する方法がある。この場合の手数料は自己負担になることが多い。

返す時に首を絞める「金利」、その計算方法やシミュレーションをご紹介!

返す時に首を絞める「金利」、その計算方法やシミュレーションをご紹介!

消費者金融でお金を借入れた上で特に気を付けたいのが「金利」です。
まずは、よく耳にする「金利」「利息」について理解しましょう。

金利 借金を返済する時に支払う追加のお金(=利息)を計算するために使われる数字のこと。
利息 借りたお金に対するレンタル料のようなもの。

利息を計算してみよう

それでは実際に消費者金融に借りた場合の金利から、利息の計算をシミュレーションしてみましょう。

消費者金融の利息は日割り計算です。
消費者金融から元金10万円を金利18%で借りた場合で1ヶ月(30日)にかかる利息を計算します。
なお、返済額は毎回1万円で金利は変わらないものとして計算します。

10万円(元金)×18%(金利)÷365(日)×30(日)=1,479円(1ヶ月でかかる利息)※小数点以下は切り捨て

そして1ヶ月後に消費者金融に1万円返済したとすると、1万円からまず利息分が差し引かれますので―

1万円(返済金額)-1,479円(1ヶ月でかかる利息)=8,521円

この8,521円が元金の返済に充てられます。なので1万円返済後の消費者金融への借入れ残高は―

10万円(元金)-8,521円=91,479円(1万円返済後の元金)

つまり借りたお金(元金)が10万円から91,479円に減ったわけです。そして次の1ヶ月(30日)にかかる利息は―

91,479円(元金)×18%(金利)÷365(日)×30(日)=1,353円(1ヶ月でかかる利息)※小数点以下は切り捨て

この返済が、消費者金融への借入金が0になるまで続きます

そもそもお金を借入れるということは利息を含めた「元金」を返済するということ。
“利息1日たったの数百円!”といったよくあるうたい文句がありますが、まずは、利息で払う金額をもったいないと感じるようにすることが、借入れたお金を返済するための第1歩の方法です。

もし今、毎月利息だけを払っているのだとしたら要注意です。
返済する上で、いつのまにか元金でなく毎月利息を払うのが限界!といった、現状を維持するのがやっとの状態になってしまいますよ!

「金利」と「利息」について、さらに詳しく知りたい方はこちら!
消費者金融の金利は?
計算方法やシミュレーションもご紹介!

5年以内に完済できるように計算されている!消費者金融各社が設定している返済額一覧

5年以内に完済できるように計算されている!消費者金融各社が設定している返済額一覧

「日本貸金業協会」の自主規制によって、消費者金融で借りた場合その返済は5年以内に完済できるようになっています

30万円を1円でも超える融資を行った場合は、5年以内に完済。
100万円を1円でも超える融資を行った場合は、利用者の返済能力の不足、もしくは、利用者から返済プランの延長について打診があった場合に、例外に5年を超える事もあります。

各消費者金融では、借入金額毎に毎月の最低返済額を設定しています。
以下は、一部大手消費者金融の最低返済額の比較一覧です。

消費者金融名 最低返済額(月)/10万円 最低返済額(月)/20万円 最低返済額(月)/30万円 最低返済額(月)/50万円
アコム 4,000円 7,000円 11,000円 13,000円
アイフル 4,000円 8,000円 11,000円 13,000円
プロミス 4,000円 8,000円 11,000円 13,000円
SMBCモビット 4,000円 8,000円 11,000円 13,000円
ノーローン 4,000円 8,000円 12,000円 15,000円

自主規制により、どの消費者金融も返済額に対して差はありません。

銀行・コンビニATMやインターネットでも返済可能!

銀行・コンビニATMやインターネットでも返済可能!

返済できる場所・方法は主に以下4つです。

  • ATM
  • 口座引き落とし
  • インターネットバンキング
  • 銀行振込

ATMで返済

ローンカードをATMに入れることで、返済手続きをすることができます。

メリット
  • ATMの営業時間内(設置店舗により営業時間は異なる)であれば、返済期日までいつでも返済することが可能。
デメリット
  • ATM利用手数料を取られることも多く、毎回100〜200円ほどの出費が発生。(手数料無料のサービスをしている消費者金融もあり)。

口座引き落としで返済

毎月固定引き落とし日に銀行口座から引き落としされます。

メリット
  • 返済をし忘れることも少なく、手数料無料の消費者金融が多い。
デメリット
  • 口座登録に時間がかかるため、実際に口座引き落としされるまでに数ヶ月かかる場合がある。
  • 通帳には消費者金融の名義が記載されるため、家族などにバレる可能性がある。

インターネットバンキングで返済

消費者金融が指定している銀行のインターネットバンキングを利用している場合、インターネット上で返済ができます。

メリット
  • 返済期日までであればいつでも返済可能。
  • 振込手数料は無料で、深夜や土日祝日であってもすぐに返済可能。
デメリット
  • 自分が利用しているインターネットバンキングに対応していなかった場合は利用できない。

銀行振込で返済

メリット
  • 銀行ATMの営業時間内であればいつでも振込で返済可能。
デメリット
  • 振込手数料がかかる。
  • 振込先となる消費者金融の口座番号を自分で確認しなければいけない。

ここに注意!返済方法によって入金の反映タイミングが違う!

選択した返済方法によっては、入金が間に合わないこともありますので、注意が必要です。

例えば、「口座引き落とし」を返済方法とし、15日が返済日になっていた場合。
15日の夜に口座に返済用のお金を入れても、15日の引き落としには間に合いません。口座引き落としがかかるのは、銀行の営業時間内である15時までだからです。

「ATM」や「銀行振込」での返済の場合にも同じで、銀行の営業時間内でないと入金が反映されません。
金融機関によっては、返済日の翌日であれば返済日までの入金として認めてくれる場合もありますが、返済日である日に入金がなければ返済延滞として扱う場合もあります。

「インターネットバンキング」を利用する場合のみ、一部銀行であればリアルタイムで入金が反映されますが、同じ銀行どうしという条件があります。

要注意!返済を遅延・滞納すると「遅延損害金」や最悪「財産差し押さえ」が発生する!

要注意!返済を遅延・滞納すると「遅延損害金」や最悪「財産差し押さえ」が発生する!

返済に遅れてしまった場合、遅れた日数分の遅延損害金がかかります。

遅延損害金とは、返済を遅れたことに対する、利息とは別の罰金のようなもののことです。

上限利率は年率20%で、多くの消費者金融はこの上限利率の年率20%を適用しています。返済日翌日から遅延損害金が発生します。

通常の借入での金利が年率18%です。
となると、損害遅延金は非常に高めの設定であることが分かるのではないでしょうか。

ということは、どんなに低金利な消費者金融で借りたとしても、返済に遅れたら高い利率の返済遅延金を払わなくてはならなくなるのです。

返済に遅れた後の督促のステップ

まずは電話連絡、その後手紙通知

返済日翌日には電話で確認の電話がありますので、多くの場合はここで返済のことを思い出せます。
その後は電話をかけてくるスタッフが女性から男性に代わり、それでも音沙汰がない場合は手紙での通知に切り替わります。

一人暮らしの場合は自宅訪問も

その後さらに1ヵ月以上音沙汰がない場合は、自宅訪問が行われます(一人暮らしの場合)。
家族と同居している場合は訪問は行われません。

2~3ヵ月後、ついに裁判へ

滞納が2~3ヵ月になると、法的手段に移り裁判所に訴えられます。
裁判所に給料や財産の差し押さえ、もしくは全額返金を申し立てが行われます。

注意して頂きたいのは、裁判所に申し立てがあると、滞納者の会社にその旨が通知されてしまうことです。
会社に借金のことがバレてしまいますので、督促の連絡を無視するようなことはやめましょう。

2~3ヵ月以上の延滞で信用情報に傷がついてしまう

何度も返済に遅れたり、長期的(2~3ヵ月以上)な返済の遅延を起こすと、事故情報として「信用情報機関」に記録されてしまいます。

長期延滞の記録があると、審査のときに信用度が低いと判断され、お金が借りられない可能性が高くなります。

キャッシングはもちろんのこと、住宅ローンの審査が通らない、新しいクレジットカードが作れない、携帯電話を割賦払いで契約できない、といった様々なデメリットがあります。

なお、この信用情報の記録は、延滞分の返済が完了してから約5年保持されます。

このように、返済に遅れたり延滞すると、色々な影響が出てしまいます。
できるだけ返済日は忘れずに、遅れたとしても早めに返済をするように気をつけましょう。
どうしても支払いができない場合は、そのままにしたり連絡を無視したりすることなく、直接相談をして事情を説明しましょう。

ここは抑えよう!消費者金融のキャッシング「返済」のコツ!

ここは抑えよう!消費者金融のキャッシング「返済」のコツ!

【返済のコツ1】「繰り上げ返済」でなるべく元金を減らす

消費者金融の返済は、先に利息分が充当され残った分が元金の返済に充てられます。

つまり、繰り上げ返済を行うと、元金そのものを減らすことができるということです。
元金が減ると、それに対し発生する利息の額も少なくなります。

手持ちのお金に少し余裕ができた時には、積極的に繰り上げ返済を行いましょう。

【返済のコツ2】早く返済できるなら「利息0円期間」がある消費者金融を利用する

大手の消費者金融では、「30日間無利息サービス」などを行っている場合が多いです。
30日以内に全額返済すれば利息が発生しないということになりますので、とても便利なサービスです。

【返済のコツ3】返済日を給料日のすぐ後に設定する

返済日を給料日のすぐ後に設定しておくと、つい使いすぎたり口座の残高不足になる前に返済ができますので、うっかりミスを防げます。
返済日をいくつかのパターンから選べる会社も多いので、ご自身の給料日に合わせて返済日を設定しておきましょう。

【返済のコツ4】口座振替なら確実に忘れずに返済可能!

返済日を忘れて延滞…高額な遅延損害金が上乗せに…なんてことにならないように、口座振替にしておくのもオススメです。
口座振替なら、返済時の振込手数料などもかかりませんので、無駄な出費も抑えられます。

まとめ

まとめ

1.自分の都合に合わせて選べる3つの返済方法

  • リボ払い(リボルビング方式)
  • 一括返済
  • 繰り上げ返済

2.消費者金融で借りた場合その返済は5年以内に完済できる

各消費者金融では、借入金額毎に毎月の最低返済額を設定しています。

3.返済できる場所・方法は4つ

  • ATM
  • 口座引き落とし
  • インターネットバンキング
  • 銀行振込

4.返済に遅れたら、通常の金利より高い「遅延損害金」が発生!最悪、財産差し押さえも!

遅延損害金の上限利率は年率20%。何度も返済に遅れたり、長期的(2~3ヵ月以上)な返済の遅延を起こすと、信用情報にも悪影響を及ぼします。